占星術の天体のお話vol.4「水星」
西洋占星術で使う10の天体について
今回は「知性とコミュニケーションの星」水星についてお話します。
水星の基本情報
<水星>
*天体記号 ☿
*年齢域 7~15歳
*公転周期 88日
*基本的な意味
・流動性
・商売・移動・旅行
・知的活動
・情報・コミュニケーション
水星は「流動性」を表す
太陽に最も近い天体である水星は、地球から見ると常に太陽とともにどんどん位置をかえていくように見える天体です。
占星術上の意味も「流動性」…常に動いているものは水星の領域。
旅行や移動、商売(モノの移動や商人の動き)などを表します。
また、水星は情報も管理しています。
会話、コミュニケーションなど「人に何かを伝える」のを得意としています。
仕事運や勉強運をみるときに水星が使われるのは、この「要領の良さ」「頭の使い方」の特徴をとらえることができるからなのです。
水星が良い影響を与えているときは、頭の回転が早く要領よく立ち回ることができ、うまく働いていないときはコミュニケーションにストレスを感じたり、さくさくと物事を進められなかったりするようです。
水星は仕事運や勉強運を表すので「頭の良い天体」と表現されることが多いのですが…
「流動性」の星なので、深くものごとを考えるというより、さくさくと進めていく効率の良さ、頭の回転のよさというものを感じます。
必要とされる情報を上手に相手に伝えることができるので「コミュニケーション」の星とも呼ばれるのでしょう。
自分の水星の特徴を知ることで、どんなコミュニケーションスタイルが合っているのか、どんな仕事のやり方があっているのかを知ることができるでしょう。
「話し方」や「ジェスチャー」「物事の進め方」「考え方のスタイル」「知性の働かせ方」に影響を与えるので、
適職や仕事面での特技の生かし方なども分かるのが水星です。