占星術の天体のお話vol.6「火星」

西洋占星術で使う10の天体について
今回は「意欲や情熱」「積極性や行動力」を表す星

火星についてお話ししたいと思います。
火星は「戦う」という意味をもつ、強い星です。

火星の基本情報

<火星>
*天体記号 ♂
*年齢域 34~45歳
*公転周期 687日
*基本的な意味
・積極性
・体力
・トラブルや争いごと
・事故・けが

火星は積極性を表す

太陽、月、水星、金星、火星は、公転周期が早く「個人天体」と呼ばれています(動きが早いので、人によってホロスコープの位置が大きく変わり、個人の資質を強く反映する)。

この個人天体の中でも「マレフィック(凶星)」とよばれる穏やかではない天体なのが火星です。実際の火星も、地球に近づくにつれ赤い輝きを増すので「不吉な星」と呼ばれていたようです。

火星が示すのは積極性。とても活発な星なので、スポーツをする人、体力を必要とするようなお仕事をしている人には必須の天体といえます。

一方、「マレフィック」とよばれるだけあって、扱いにくい天体でもある火星は、その積極性が行き過ぎてトラブルや争いごとも表す星となっています。

火星の影響が強い人は、人が恐れを抱くような状況でも果敢に取り組める勇気があります(悪く出ると、トラブルを招いてしまう…ということもあるようです)。

マレフィックの星なので、ちょっと敬遠したくなるかもしれませんが、人生の中で、ここは踏ん張りどき!とか、ここは勇気をもって進むべき!ということもあるでしょう。

また「こんな風になりたい!」と頭で考えているだけでは現実になることはなく、行動が必要になることもあります。

そんなときに火星は動き出すための力を与えてくれます。

自分がどんな場面で行動力を発揮できるのか…
自分の才能を生かすためにどんな力のつかいかたをしたらいいのか…

星は私たちが持っている内なる思いや、自分の才能や個性を外側へ発揮していくサポートをしてくれる存在。

あなたが内側から外に飛び出す時に必要なエネルギー
そんな星と覚えてください。