占星術の天体のお話vol.9「天王星」
西洋占星術で使う10の天体についての解説
今回は「変化 改革」を表す星、天王星についてお話しします。
占星術の歴史ではまだまだ新しい天体なので、「発見された時期におこったできごと」を反映して意味づけられています。
また、これらの天体は公転周期が長いため、年齢が近い人同士だと、出生図のホロスコープの位置がほとんど近いのも特徴です。
個人の性質を表すというより、世代の特徴ともいえるでしょう。
今回はこの中から「天王星」についてお話ししたいと思います。
天王星の基本情報
<天王星>
*天体記号 ♅
*年齢域 70~84歳
*公転周期 84年
*基本的な意味
・電撃的なこと
・転職・転居・離婚
・変化
天王星は「変化」を表す
天王星は、1781年に発見された、まだまだ新しい天体です。
公転周期が長いため、出生図のホロスコープの位置がほとんど近いのも特徴です。
個人の性質を表すというよりも、世代の特徴を表すともいえるでしょう。
天王星が意味するのは、突然の急激な変化です。
お引越しや転職など、あきらかに状況が変わるような変化もあれば、自分自身の考え方に変化が起こる、ということもあります。
既存の枠組みに新しい風を吹き込むように、現状を変えていこうとする力をもっているので、状況を変えることに果敢にチャレンジし、流れを断ちきり、転機を与えてくれる星といえるでしょう。
出生図に天王星の星回りを持っている人は、人生に変化が多い、といわれています。
また、時期的に天王星が応援してくれるときは、その変化の波に乗って自分をより良い方向へ変えていくことができる、といわれています。
逆に、天王星が厳しいときは、望んでいない変化がやってくることもあります。
天王星がもたらす変化は常に予想外。思いもよらぬ方向から流れがやってきます。
天王星がささやく星のメッセージは、これまで当たり前だと思っていたこと、これがよいと思ってきたことをがらりとかえるヒントなのかもしれませんね!
また、天王星が発見された1781年ごろは、フランス革命が起こっていて、階級制度など既存の価値観が大きく変化する事が起こっていました。
天王星は、これまでの価値観や固定概念に「変化」と「変革」をもたらす星。
そんなふうに覚えてください。